低所得層が投票しない理由 米選挙を考える

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待ち時間の長さも問題

待ち時間の長さも問題

仕事に行けない

選挙は平日に行われる。特に時給で働いている人々にとっては「時は金なり」であり、大きな問題だ。投票所に行くため車を所有したり公共交通の料金を余計に払うのも、負担を増加させる。

こうした多忙や交通手段に関する問題が、年収2万ドル以下の人々のうち28%が投票に行かなかった要因となった。豪州やブラジル、フランス、ドイツ、イタリアなど多くの国では週末に選挙を行っている。こうした国の大半は米国より投票率が高い。だが米国は、1845年から火曜日の投票に固執している。

待ち時間の長さ

投票所での待ち時間の長さも妨げとなっている。大統領選挙管理委員会によると12年、1千万人が投票待ちの列で30分以上待たねばならなかった。またブレナン司法センターの調べでは、待ち時間が最長だった3州を検証したところ、マイノリティーの人々が多い地域では投票所での待ち時間が多いことなどが判明した。

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