米軍の前副議長捜査、イランへのサイバー攻撃情報流出で

2013.06.29 Sat posted at 14:33 JST

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ワシントン(CNN) 米統合参謀本部のジェームズ・カートライト前副議長(元海兵隊大将)が、イランのウラン濃縮施設に対するサイバー攻撃の詳細などに触れた書物を出版した米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)記者に機密情報を漏えいした疑惑が浮上し、捜査対象になっていることが29日までにわかった。

この疑惑の経緯に詳しい消息筋が明らかにした。捜査が「スタクスネット」と呼ばれるコンピューターウイルスに関する機密情報の提供の有無に絞られているのかは不明。

米軍制服組のナンバー2だった前副議長の捜査は、米NBCテレビが司法筋を引用して27日に初めて報道。スタクスネットに関する機密情報をデービッド・サンガーNYT記者に流していたとも伝えた。

米国とイスラエルが開発したスタクスネットは2010年7月にイランのウラン濃縮施設への攻撃で使われたとされる。この攻撃でウラン濃縮に使う遠心分離機の一部を使用不能にしたとも伝えられた。

このウイルスに関する機密情報流出は昨年起き、機密情報漏えいと絡めNYTなどの米メディアが大々的に報道していた。米連邦捜査局(FBI)も捜査に着手していた。サンガー記者は昨年6月、スタクスネットの機密情報を盛り込んだ記事を初めて掲載していた。

カートライト氏は副議長を2007年から4年間務めた。現在はワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)で国防政策専門家としての職に就いている。同氏はサイバー安全保障、核拡散やミサイル防衛の専門家として知られている。

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