米国務省、買春など職員の不正行為を隠ぺいか

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米国務省、職員の不正行為を隠ぺいか

ワシントン(CNN) 米国務省の高官や同省外交保安局が、職員による犯罪行為などを隠ぺいしたり調査を妨害したりしていた疑いのあることが、同省監察総監室の内部メモから12日までに明らかになった。

CNNが入手した資料によると、ある現役の米国大使は、日常的に警護官の目を盗み、買春や未成年者とのわいせつな行為を行っていた疑惑が浮上。外交安全局員が調査を行おうとすると、ケネディ国務次官が正式な調査は行わないよう命じたとされる。

この大使の調査に詳しい情報筋によると、大使の警護官は監察官への報告の中で、大使が夜、警護官に知らせずに自宅を抜け出したため後を付けたところ、大使が違法行為で知られる公園に向かうのを目撃したと述べたという。ただ警護官は、大使が性行為を行っている現場は目撃していないとしている。

大使はワシントンで説明を求められた際、夫婦げんかの後、頭を冷やすために時折、公園に行っただけだと弁解したという。またケネディ次官も11日に声明を出し、調査への介入を否定した。同大使は、疑惑を「事実無根」として強く否定する声明を出した。

疑惑は他にもある。ベイルートに駐在する米国務省の職員は、大使館の警備員として勤務する外国人に性的虐待を行った疑いが持たれている。監察総監室によると、この職員は、イラクのバクダッドや、スーダンのハルツーム、リベリアのモンロビアに駐在中も同様の虐待を行っていた疑惑があるという。

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