子どもいる米世帯の4割、女性の稼ぎが頼り 過去最高水準

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1960年の調査では、母親が稼ぎ手となっていた世帯の比率は11%

1960年の調査では、母親が稼ぎ手となっていた世帯の比率は11%

1960年の調査では、母親が稼ぎ手となっていた世帯の比率は11%だった。過去半世紀でより多くの女性が働き始め、非婚の母も増えて働かざるを得ない傾向も生まれたとしている。

2011年調査では、一家の大黒柱である母親の約3分の2、数にして860万人が独身女性だった。残りの3分の1の510万人は結婚した母親で、夫より所得額が多かった。

国勢調査局の統計によると、シングルマザーの家庭の年間所得額の中央値は11年で2万3000ドル。現在の為替相場では約230万円となる。結婚し、夫より稼ぐ母親がいる家庭では8万ドルだった。

また、シングルマザーの場合、大卒者はより少なくて年齢も若く、アフリカ(黒人)系やヒスパニックの方が多かった。結婚して働く妻は大卒の白人が圧倒的に多く、年長者が目立った。

ピューリサーチセンターは非婚の母親に対する社会の見方は依然否定的なものが多いと指摘。ただ、6年前と比べ、その受け止め方は後退しているとも付け加えた。今回の調査対象者のうち約64%は非婚の母親の増加は大きな問題と認識していたが、07年調査の71%からは減っていた。

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