米テロ跡地のビル、高さ西半球一に 電波塔設け工事終了へ

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ワン・ワールド・トレードセンター

ワン・ワールド・トレードセンター

ニューヨーク(CNN) 2001年9月11日の米同時多発テロで崩落したニューヨーク市のワールド・トレードセンター跡地で建設中だった超高層ビルの最上部に29日朝、尖塔(せんとう)状のテレビ電波塔が据え付けられ、ビル外部工事の最後の段階が終了する見通しとなった。 

新たなビル「ワン・ワールド・トレードセンター」の開発元であるニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が27日明らかにした。報道機関向け声明によると、これで同ビルの高さは1776フィート(約541メートル)となり、西半球では最も高い建築物となる。

敷地16エーカー(約6万4750平方メートル)に建てられた鋼鉄製のビルは18区画などに分けて積み上げられていた。67トン以上と最重量だった区画は今年1月に最初に組み上げられていた。

ビルの最後の外部設備となる電波塔はステンレス鋼製で、重さは約6トン、高さは408フィート(約124メートル)。

同公社によると、最初の設計案では最上部にレーダードーム状の構造物を据える予定だった。しかし、運用や維持管理面などで難点があり、取りやめになったという。

ビルの高さは1年前、地上1271フィート(約387メートル)に達し、エンパイアステートビルの展望台を21フィート上回ってニューヨークで最も高い建造物となっていた。

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