米最高裁で同性婚訴訟の審理始まる、全米が注目

2013.03.27 Wed posted at 16:23 JST

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ワシントン(CNN) 米連邦最高裁で26日、同性婚の是非を問う注目の裁判の審理が始まった。判決次第では米国の法律に定められた結婚の扱いが根本から変えられる可能性もあり、賛成派、反対派の双方が裁判所前に詰め掛けてそれぞれの主張を展開している。

裁判は、カリフォルニア州で2008年11月の住民投票で可決された、結婚を男女間に限定する州憲法の修正条項の合憲性を巡って争われている。住民投票では52%が同性婚禁止を支持したが、約半年前に州の裁判所の下した判断は、結婚は基本的権利であり、同性カップルにも認められなければならないとの内容だった。

最高裁の審理では、同性婚禁止の規定が法の下の平等を定めた米国憲法に違反するかどうかが大きな争点となる。

もし同性のカップルにも憲法上の権利があると認められれば、全米50州で同性カップルの結婚に道が開ける。一方で、同性婚容認の流れを大幅に後退させる判決が出る可能性もある。あるいはその中間の判決に落ち着くかもしれない。

最高裁判事9人の意見は大きく分かれている。26日の質問内容から判断すると、リベラル系の判事4人は同性婚を支持する立場、保守系の3人は反対の立場とみられる。この日質問しなかった1人も反対に回る公算が大きく、残る1人が決定権を握ることになるかもしれない。

この日の審理では原告団に加わった同性カップルが証言に立ち、州は性的指向を理由に自分たちを差別していると主張。「私たちは結婚を覆そうとしているわけでも、定義し直そうとしているわけでもない。ただ平等はこの国の根幹をなしていると言いたいだけだ」と訴えた。

27日も同性婚禁止を巡る別の訴訟事件の審理が行われ、判決言い渡しは6月になる見通しだ。

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