歴史・文化・NRA――なぜ米国では銃規制が議題に上らないのか

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(CNN) 米国人にとって銃とは何なのか。残された時間はあとどれ位なのだろうか。

7月にコロラド州の映画館で12人が殺害された銃乱射事件が起きた後、ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、このような問題が存在するのは先進国では米国だけだと思うと語っていた。

そして今度は、コネティカット州の小学校での銃乱射で、20人の児童と6人の大人の命が奪われた。2つの事件の間にも複数の銃乱射事件が発生している。

推計によれば、米国では2億7000万丁の銃を民間人が保有している。人口1人当たりの銃保有数では、ほとんど無法国家である第2位のイエメンを大きく引き離して断トツの1位だ。

狩猟や自衛のための合法的な銃保有も多いが、殺人犯などが所持する銃も多い。ワシントンの反銃器ロビー団体によると、1年間に10万人以上が銃で撃たれている。2010年には、殺人と自殺、事故を合わせると3万人以上の命が銃で奪われているという。

19世紀の西部開拓時代をはじめ、半世紀前のケネディ大統領やキング牧師の暗殺、1999年のコロンバイン高校や2007年のバージニア工科大学の銃乱射事件など、米国の歴史には何度も銃が絡んでいる。

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