管制官のミス? 米空港で離着陸機のニアミス相次ぐ

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7月末にニアミスが起きたレーガン・ナショナル空港

7月末にニアミスが起きたレーガン・ナショナル空港

(CNN)  米ミシガン州のデトロイト空港で3日夜、着陸直前の航空機同士が異常接近(ニアミス)した。首都ワシントンのレーガン・ナショナル空港でも7月31日午後、離着陸機3機のニアミスがあったばかり。

デトロイト空港では、フェニックス発のデルタ航空機と地元小型機が接近。連邦航空局(FAA)の報道担当者によると、両機の水平距離は3.2キロ前後となり、規定の4.8キロを下回った。

同担当者によれば、管制官は状況を認識し、操縦士も互いの機体を目視できたことから、衝突の危険はなかったとみられる。

一方、FAAは2日、レーガン・ナショナル空港で管制官同士の「誤解」により、USエアウェイズ運航の3機がニアミスを起こしたと発表した。離陸直後の1機目が着陸直前の2機目と垂直距離250メートル以内、水平距離0.82海里(約1.5キロ)まで接近。さらに、離陸しようとしていた3機目と2機目も垂直距離250メートルを下回った。

FAAによると、悪天候を受けた調整の過程で、広域レーダー管制と空港管制塔との間に行き違いがあったのが原因とみられる。ラフード運輸長官は「いかなる時点でも衝突の可能性はなかった」と強調した。

レーガン・ナショナル空港では昨年、深夜勤務の管制官が居眠りをして旅客機2機が自力での着陸を余儀なくされ、管制官は停職処分を受けた。

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