フィリピン最大の空港、元日に停電トラブル 数万人足止め

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情報を求めて列をなす乗客=1日、マニラのニノイ・アキノ国際空港/Kevin Tristan/AFP/Getty Images

情報を求めて列をなす乗客=1日、マニラのニノイ・アキノ国際空港/Kevin Tristan/AFP/Getty Images

(CNN) フィリピン最大の空港で同国の主要な玄関口であるニノイ・アキノ国際空港で1日、重大な停電による航空管制システムのトラブルが発生し、300便近くのフライトが影響を受け、数万人の旅行者が同空港で足止めされた。

フィリピン民間航空局(CAAP)によると、技術的な問題が最初に発見されたのは1日の朝だという。

CAAPは、現地時間1日午後4時の時点で、計282便が遅延や欠航、ルート変更を余儀なくされ、約5万6000人の旅行者に影響が出たと述べた。ロイター通信は、同空域で影響を受けたフライトの数は定かではないと報じた。

オンライン上に投稿された写真やビデオからは、複数のチェックインカウンター前の長蛇の列や、荷物を持った乗客たちがフライトの発着情報の画面の周りに群がり、更新を待つ様子が確認できる。

フィリピンのバウティスタ運輸相は、1日夕方に行われた記者会見で、多数の乗客に迷惑をかけたことを謝罪し、空港の中央航空管制システムが重大な停電の影響を受けたことを明らかにした。バックアップ電源はあったが、十分な電力を供給できなかったという。

バウティスタ氏は、運輸省が影響を受けたすべての乗客への食事や飲み物、輸送、宿泊の無償提供で、航空会社と連携して対応に当たったと付け加えた。

CAAPは現地時間午後5時50分に空港業務が一部復旧し、海外からの航空便の受け入れを再開したと発表したが、CNNフィリピンは、2日もフライトのキャンセルが続いたと報じた。

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