水素燃料電池を搭載する航空機、エアバスが計画発表

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ロールスロイスとイージージェットが開発した液体水素燃料で動く航空機エンジン/Courtesy Rolls-Royce plc

ロールスロイスとイージージェットが開発した液体水素燃料で動く航空機エンジン/Courtesy Rolls-Royce plc

未来の燃料

ロールスロイスの試験で使われた燃料は風力や潮力をエネルギー源としており、「グリーン」水素の一例になる。

グリーン水素は通常、電気を使って水を水素と酸素に分解する電気分解を通じて得られ、その際には再生可能エネルギーによる電気を使用する。「グレー」水素は非再生可能エネルギーによる電気を使うもの。「ブルー」水素はグレー水素と似ているが、製造過程で排出された炭素の大半を回収するという特徴がある。グリーン水素が最も環境に優しい選択肢だと考えられている。

水素の利用方法によっても排出量は異なる。液体水素を屋外で燃焼させる場合、温室効果ガスである一酸化二窒素が少量放出される。一方、グリーン水素を使って燃料電池内で電気を発生させる方法なら、出るのは水と暖かい空気だけだ。

どちらの水素技術が軌道に乗るかは、次の10年間で明らかになるだろう。どちらも低炭素な空の旅の長期的実現性を確保するうえで前向きな一歩だ。

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