米国風チーズケーキはいかにして古代ローマで生まれたのか

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ローマ人は立方体にカットしたチーズケーキを間食として食べるのが大好きだった/Giorgio Franchetti

ローマ人は立方体にカットしたチーズケーキを間食として食べるのが大好きだった/Giorgio Franchetti

サビルムの流れをくむイタリアの伝統菓子

今日、サビルムの遺産はイタリアの多くの伝統的デザートに見られる。

リコッタ、マスカルポーネ、ブラータといったチーズ製品で作られた大半のペストリーやケーキは、系譜をたどるとサビルムに行き着く。

またイタリア風チーズケーキもある。グローバル化のおかげで、サビルムは米国風チーズケーキを通じてその起源であるイタリアに戻り、今やイタリアの人気スイーツのひとつとなっている。

北イタリアで人気のある特別な種類のソフトチーズで作られたトルタ・アッラ・ロビオラというケーキは、伝統的なニューヨークチーズケーキにそっくりで、土台は砕いた手作りクッキーでできている。

カンノーロやティラミスなど、ある種のチーズを特徴とした地元の美味なペストリーを食べて育ったイタリア人だが、今やアメリカンチーズケーキが大好物になっている。ただその起源がローマであることには気付いていない。

イタリアでは、多くのリゾート、ペストリーショップ、レストランでアメリカンチーズケーキを食べることができ、外国人旅行者向けの大きな観光地に限らない。今日では、イタリアのデザートの「王国」とされているシチリア島の奥深くでもチーズケーキを出す飲食店が見つかる。

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