乗客対応に性別なき言語表現を導入へ、独ルフトハンザ航空

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独ルフトハンザ航空が乗客対応に性別のない言語表現を導入する/Copyright Lufthansa

独ルフトハンザ航空が乗客対応に性別のない言語表現を導入する/Copyright Lufthansa

(CNN) ドイツ大手のルフトハンザ航空は同社の運航便で乗客を迎える際などに長らく使っていた「ladies and gentlemen」の言葉を廃止し、性別がない表現方法を導入するとこのほど発表した。

声明で、今後は「乗客」あるいは単に「搭乗して頂き、おはようございます」などの言葉で迎えることになるとした。

同社は「多様性と平等の確保は我が社と社内の文化にとって中核となる価値観」とし、「今後は言葉でも反映させたい」と主張。多様性は字句の問題ではなく生きた現実であるとも強調した。

今回のような対応は日本航空や欧州の格安航空イージージェットなど他の航空会社も既に導入している。

ルフトハンザ航空では先月初旬から社内向けの連絡事項で性的に中立な言葉の使用を開始。契約書類や文書でも採用し始めているという。

「Dear Sir or Madam」の言葉で客に接することを禁じてはいないともし、客室乗務員は現場で生じた状況などを踏まえながら正確な言葉づかいを選ぶことが出来るともした。

今回の変更が多くの言葉や就航先でも適用されるのかについては、「性別がない言葉の使用問題は各国ごとに事情が異なる」と指摘。外国語での導入の度合いについてはこれらの言葉が既にそれぞれの国で通用しているかどうかなどの状況次第ともした。

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