京都・嵐山が「スイてます」キャンペーン、新型肺炎で観光客減少を逆手に
東京(CNN) 新型コロナウイルスによる感染拡大の影響から観光客が減っている京都で、代表的な観光地である嵐山周辺の商店が「スイてます嵐山」と題した合同キャンペーンに乗り出した。
キャンペーンは嵐山の5つの商店街が設立した「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」が主催。ポスターは旅行者らに、今なら名所を独占できると呼び掛けている。
ポスターでは、嵐山にある「嵐山モンキーパークいわたやま」の写真に「人間よりサルの方が多いとか、久しぶり。」というコピー。普段は混雑する渡月橋から観光客の姿が消えて閑散とした写真もある。静かな竹林の写真には「#人いない」「#ナウしか」などのハッシュタグが添えられている。
協議会は「いつも以上のおもてなしの心でお迎えする」とアピールする。同団体で観光客誘致の広報を担当する加藤就一氏はCNNとのインタビューで、このエリアは最近、台風や浸水被害、新型コロナウイルスによる打撃が相次いでいるが、それでも「元気を出さなければ」と話した。
嵐山おもてなしキャンペーン
— 嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会 (@sagaarashiyamao) February 14, 2020
~スイてます嵐山・今こそ!おこしやす~
嵐山の5つの商店街が合同でキャンペーン。
比較的閑散期でもあり、またコロナウィルスの影響で通常より来訪者が少ない今!
ゆったりと嵐山を訪問してもらい、各お店もいつも以上のおもてなしの心でお迎えするキャンペーン pic.twitter.com/ZoQtE8PR0M