英スコットランドのエディンバラ、観光客への課税を検討

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英スコットランド・エディンバラの観光名所の1つ、エディンバラ城/Getty Images/Sylvain Sonnet

英スコットランド・エディンバラの観光名所の1つ、エディンバラ城/Getty Images/Sylvain Sonnet

(CNN) 英北部スコットランドのエディンバラが、観光客に対する課税を検討している。実現すればこの種の税金を導入する英国で初めての都市となる見通しだ。

エディンバラ市行政府はウェブサイトで観光客への課税について、有料の宿泊施設に泊まる旅行者に対する追加料金という形で徴収する方針を示した。

このほどエディンバラ市議会で1泊あたり2ポンド(約284円)を徴収する法案について採決を実施したところ、43対15で賛成票が上回った。今後はスコットランド議会で法案を承認するかどうかの審議が行われる。

行政府のウェブサイトによれば、市議会はエディンバラにおける「観光税」の導入について、必要かつ適切な措置だとみなしている。観光業への将来的な投資が確保できるほか、インフラ等の負担に対応する仕組みを支えることにもつながるからだ。

2ポンドの追加料金は、キャンパーなど宿泊施設を利用しない旅行者に対しては免除される。また上限は7日分までとし、それ以上泊まる旅行者であっても14ポンドを超える料金が徴収されることはない。

イタリアの観光都市ベネチアは、観光客が押し寄せる弊害への対策として、宿泊客だけでなく同市を訪れたすべての観光客から最大で10ユーロ(約1200円)の「訪問税」を徴収する方針を明らかにしている。

英国内ではイングランドのバースやバーミンガムも、観光客への課税を検討中だ。

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