ヨルダンの砂漠で火星を「体験」、ドーム型ホテルが登場

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既存の宿泊設備を拡充する形でドーム型客室20基を設置

既存の宿泊設備を拡充する形でドーム型客室20基を設置

(CNN) 1962年の映画「アラビアのロレンス」の舞台にもなった、ヨルダン最大の砂漠ワディラム。オレンジ色の砂丘に吹きさらしの山々が連なる光景は、まるで別の惑星のようにも思える。

この砂漠の真ん中で、火星に着陸したような体験を楽しめるというホテルが開業した。

砂漠に点在するドーム型の客室20室は、リドリー・スコット監督の映画「オデッセイ」に着想を得たといい、3年前に開業したホテル「サンシティキャンプ」の拡張に伴って、昨年登場した。

「マーティアン・ドーム(火星人ドーム)」と呼ばれるこの客室は、宇宙船のようなテントにガラスの壁をあしらった構造で、目の前に砂漠の光景が広がる。

広さは40平方メートルで、4人まで宿泊可能。浴室やエアコンの設備もある。1泊の料金は朝食と夕食込みで約320ドル(約3万4500円)。

観光客の多くはペトラなどからの日帰りツアーでワディラムを訪れる。地元の人が運営するキャンプ場はあるものの、快適に滞在できるホテル型の施設は数少ない。

マーティアン・ドームからは満点の星空も眺められる。「お客様にはワディラムの夜の自然の美しさを堪能してほしい」「星空は素晴らしく、砂漠の静寂に圧倒される」と経営者のサルタン・アルナワフレハ氏は言う。

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