平昌五輪の米国人観戦客が低調、北朝鮮問題などで

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平昌五輪を観戦に訪れる米国人旅行客の数が伸び悩んでいるという

平昌五輪を観戦に訪れる米国人旅行客の数が伸び悩んでいるという

ロンドン(CNNMoney) 韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で米旅行代理店などは8日までに、米国人による観戦目的の旅行が低調になっていると報告した。

割高な旅行経費、ホテルの部屋不足や北朝鮮との緊張などが要因。旅行代理店「スポーツトラベラー」は観光地でもない平昌はソウルから鉄道で2時間かかると指摘。ソウルに滞在し競技会場へ通う旅程を想定していたが、列車の乗車時間や観戦する競技日程の調整、治安問題などが絡み客には勧めないことを決めたという。

旅行関連情報企業「フォワードキーズ」によると、2月の米国から韓国への航空券予約は前年同月比で24%増を示した。ただ、五輪のような大規模行事を控える中では少ない増加幅と説明。当初は3桁台の伸びを予想していたという。

旅行関連アプリ企業「ホッパー」によると、韓国行きの航空便の検索は中国と日本の住民が多い。五輪関連の旅行の検索件数では上海、香港と東京が最多。上位10位内に入った米国の都市はロサンゼルスが6位、ニューヨークが9位だった。この2都市からの往復航空券の平均価格はそれぞれ800ドル(約8万8000円)、930ドルだった。

韓国への2月の旅行が伸び悩んでいるのは米国だけではない。フォワードキーズによると、同月の韓国便の航空券予約は全体的に約15%増。五輪開催の時期にしては大きな増加率ではないとした。

韓国の観光業界にとっては中国が重要な市場だが、在韓米軍へのミサイル防衛システム配備問題を巡り両国関係は冷え切った状態となっている。中国人観光客の流入はほとんど途絶えたとの見方もある。

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