本当は高級料理? カンボジアでタランチュラのフライを堪能

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タランチュラのフライに挑戦

タランチュラのフライに挑戦

通訳によると、1970年代にカンボジアを支配した急進共産主義運動、クメール・ルージュの政権下で貧困や飢えが悪化して、人々は手に入る生き物なら何でも食べるようになった。

タランチュラやサソリ、カイコ、バッタなど、こうした生き物の一部は味が良く、食糧難が終息した後もそのままカンボジア料理の一部として残った。

アウチさんが売るタランチュラの大半は、シエムレアプから南東に200キロ以上離れたカンポンチャンの産品だ。同地では、ハンターが何日もかけて巣を探し、巣を見つけると、棒を突き刺すか熱湯で満たして中のタランチュラを殺す。その大半はアウチさんの店のように鍋で料理されることになる。

アウチさんの料理教室では、カイコやバッタの調理法も学ぶことができる。アウチさんと過ごした記者の経験を表現するには「ユニーク」の言葉が最も適切だ。

まず特に太ったタランチュラ3匹を選び、砂糖や塩と水などを混ぜた牛乳のような液体の中に入れる。十分に漬かったところで手で取り出し、揚げ物用のざるに置く。アウチさんは、揚げる時間は45秒以内にすべきだと強調。「そうすれば外はカリカリ、中は柔らかくなる」と話す。

記者は、油で揚げることでタランチュラの見かけがもう少し食欲をそそるものになるのではないかと期待していた。

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