ティックトック、台湾侵攻で中国の重要な道具に 米FBI

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中国が台湾に侵攻した場合ティックトックを通じ有利な世論形成を図る恐れがあるという/VCG/Getty Images

中国が台湾に侵攻した場合ティックトックを通じ有利な世論形成を図る恐れがあるという/VCG/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は11日までに、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について中国が台湾に侵攻した場合、このアプリを通じて自らに有利な世論形成のため数百万人規模の人々に関するデータを活用する可能性があると警告した。

米連邦上院の情報委員会の公聴会で述べた。長官はこの中で民間業界と公的部門の間の区別は中国共産党の統治方法には存在しないとも言い切った。

同委に所属する共和党の最有力メンバーで、ティックトックが安全保障にこれまで類がない脅威を及ぼしていると主張するルビオ議員の質問に答える形で述べた。

米国内では安全保障対策の側面からティックトックの利用への警戒感が強まっており、連邦議会内では米国内でのティックトックのアプリ禁止を要求する声も出ている。

情報機関の米国家安全保障局(NSA)のナカソネ長官は上院軍事委員会で、ティックトックは米国の安保上の国益を脅かす方法で世論形成を図るために動画の内容を検閲する可能性があるとの懸念も示していた。

一方、ティックトックの最高経営責任者(CEO)は最近、中国政府が米国内の利用者のデータを求めたことは一切ないと主張。政府が仮に求めたとしても応じないと言明していた。

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