韓国サムスン電子、一部製品で利用者による修理認める

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サムスン電子は今夏より「ギャラクシー」の一部の端末について、利用者による修理を認めるという/SeongJoon Cho/Bloomberg/Getty Images

サムスン電子は今夏より「ギャラクシー」の一部の端末について、利用者による修理を認めるという/SeongJoon Cho/Bloomberg/Getty Images

(CNN Business) 韓国のサムスン電子が、一部製品について利用者による修理を認める新しいプログラムを発表した。修理の権利を求める運動にとっては新たな勝利となった。

サムスン電子は、利用者が自身の端末を修理できるようにすることを認めたIT企業の最新事例となった。IT企業に対しては、製品の修理に関する規制を緩和するよう消費者や規制当局から圧力がかかっている。

サムスン電子によれば、新しいプログラムでは、「ギャラクシー」の一部の端末について、利用者による修理を認める。利用者や修理業者に対して、純正の修理部品と修理用の道具、見てわかる段階を追った修理ガイドを初めて提供する。利用者はこれまで、端末の修理にはサムスン電子の修理サービスを頼らなければならなかった。

新プログラムは今夏始まる予定で、対象の端末はギャラクシーの「S20」「S21」「Tab S7+」。サムスン電子によれば、アイフィックスイット社と提携する。

米アップルは昨年11月、交換用部品をユーザーが購入して自分で修理できる新プログラムを開始すると明らかにしていた。

サムスン電子やアップルといった企業は、取り外しができないメモリーやバッテリーを使用したり、特別な接着剤で端末を密封したりするといった、独立した修理業者が端末にアクセスすることを難しくする戦術を採用して批判されてきた。企業は、こうしたやり方について、公認の修理サービスを通じて適切に修理されることを保証するために行っていると主張している。

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