グーグル、気候変動否定コンテンツには広告非表示 偽情報の広告も禁止

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米グーグルは気候変動を否定するなど「科学的見解と矛盾するコンテンツ」には広告が表示できなくする措置を講じる/SIN1980/Shutterstock

米グーグルは気候変動を否定するなど「科学的見解と矛盾するコンテンツ」には広告が表示できなくする措置を講じる/SIN1980/Shutterstock

(CNN Business) 米グーグルは7日、気候変動を否定するユーザーが傘下のサービスを利用して収益を上げたり、広告を通じて偽情報を拡散したりできないようにすると発表した。

発表によると、「気候変動の存在と原因をめぐって確立された科学的見解と矛盾するコンテンツ」には、広告が表示できなくする措置を講じる。また、気候変動の現実を否定する広告も禁止する。

このポリシーは11月から導入する予定で、ユーチューブなど傘下のサービスで「気候変動はデマや詐欺」だと主張するコンテンツや、「温暖化ガス排出や人間の活動が気候を変動させた」という事実を否定するコンテンツが対象となる。

「広告主や出稿パートナーは、気候変動に関する不正確な主張と並んで掲載されたり、そうした主張を宣伝したりする広告について、懸念を強めている」とグーグルは説明。「広告主は、こうしたコンテンツの隣に自分たちの広告が掲載されることを望まない。出稿者やクリエーターは、そうした主張を宣伝する広告が自分のページやビデオに表示されることを望まない」とした。

グーグルなど巨大ネット企業に対しては、偽情報の掲載に対する対策を含め、気候変動対策に関して一層の貢献を求める声が強まっている。ただ、発表したポリシーを一貫して遂行するうえで、各社とも困難に直面している。

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