バイデン米大統領、ティックトックとウィーチャットの禁止を撤回

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バイデン氏が「TikTok(ティックトック)」など中国発のアプリの利用禁止を取り消す大統領令に署名した/Shutterstock

バイデン氏が「TikTok(ティックトック)」など中国発のアプリの利用禁止を取り消す大統領令に署名した/Shutterstock

(CNN) 米国のバイデン大統領は10日、動画アプリ「TikTok(ティックトック)」や対話アプリ「微信(ウィーチャット)」など中国発のアプリの利用禁止を取り消す大統領令に署名した。中国発のアプリについてはトランプ前政権で利用禁止の大統領令が出されていたが、これが撤回された形だ。

ホワイトハウスの声明によれば、今回の大統領令は米国人の個人データを保護することが目的。商務省に対しては、外国の敵対する軍隊や情報活動を支持する人物や、悪意あるサイバー活動に関与している人物、あるいは、機微に触れる個人データを収集するアプリに関与している人物によって、保有、支配あるいは管理されているアプリに関連した潜在的な国家安全保障のリスクを評価するための基準の設定を求めた。

今回の大統領令では個別の企業を対象とした指示は撤回したが、バイデン政権もトランプ政権が注視していた中国製アプリに対する国家安全保障上の懸念の多くを共有していることが浮き彫りとなった。

米連邦政府の政策立案者はこの1年、中国とつながりのあるアプリ開発業者は中国政府によって利用者の個人情報を強制的に引き渡さざるを得なくなる可能性があるとの懸念を示している。一部の議員はティックトックなどの人気を利用して、誤った情報を拡散させたり、検閲を行ったりしようとする可能性があると示唆している。

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