まるでスパイダーマン、網を発射するドローン開発 中国

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対テロ作戦の演習に登場したドローン=8月23日、徳陽市/An Yuan/China News Service/VCG/Getty Images

対テロ作戦の演習に登場したドローン=8月23日、徳陽市/An Yuan/China News Service/VCG/Getty Images

香港(CNN) 中国当局は5日までに、16平方メートルの網を発射して他の機体を無力化するドローン(無人機)を開発したと明らかにした。ドローン界のスパイダーマンと呼べそうだ。

中国軍の英語サイトの記事では「網にかかった敵のドローンは能力を失い、地上に落下するだろう」としている。

このドローンは中国航天科工集団が開発したもので、単独で任務を遂行できるが、防衛システムとの統合運用も可能。監視・偵察任務もこなせるという。

中国がドローン開発の進展を発表するのはこの数週間で2度目となる。8月にはロシアで行われた航空ショーで、ステルス能力を備えた無人標的機「LJ-I」を披露していた。

LJ-Iは目標攻撃訓練を念頭に開発されており、編隊飛行して実際の戦闘の状況をシミュレートできるとされる。

航空ショーで再生された動画には、爆撃機から投下された複数のLJ-Iが駆逐艦への攻撃を再現する様子が映っている。

中国は小型の低価格機を中心に世界のドローン技術をリードしている。この事実を認めた米国防総省は最近、国産ドローン開発への投資者を募るプログラムを立ち上げていた。

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