グーグルCEO、多様性否定の社内メモ批判 休暇返上で対応

2017.08.08 Tue posted at 17:14 JST

[PR]

ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルの男性従業員が多様性を否定する文書を書き、これが社内で共有されていた問題を受けて、同社のピチャイ最高経営責任者(CEO)は7日、全従業員にあてたメールで文書の内容を批判した。

問題の文書は、女性が「生物学的な」理由で技術職に向かないなどと主張する内容だった。

CNNMoneyが閲覧したピチャイ氏のメールは、文書の一部が「性別に基づく有害なステレオタイプを助長」していると批判。「我々の仕事は、ユーザーの生活に変化をもたらす素晴らしい商品をつくることだ」「従業員の一部が生物学的にみてその仕事に不向きだと示唆する発言は、侮辱的で容認できない」としている。

ピチャイ氏はこの問題に対応するため、家族との旅行を予定より早く切り上げて職場に戻ったという。

文書に対する従業員の反応はさまざまだ。グーグル社内の情報筋によると、書いた本人を解雇するべきだとする声も上がっている。グーグルの社則には「いやがらせや脅し、偏見、違法な差別」のない職場文化の形成に努めるという項目がある。これまで社則に違反して解雇された例は少なくないともいわれている。

一方で、主張そのものは支持しないとしても、当該の従業員が意見を述べる権利はこれを擁護するとの声もある。ピチャイ氏はメールの中で、従業員の一部は安心して意見を言えるのか疑問に感じているとの認識を示し、これについても「容認できない」と強調した。

文書を書いた従業員がすでに解雇されたとの情報も流れたが、7日夜の時点でグーグルの報道担当者はコメントを避けた。

メールマガジン

[PR]