ユーザーの顔を広告に使用、グーグルの「新機能」防止策は?
(CNN) 例えば新しい靴下を買おうとインターネットをグーグルで検索したとする。検索結果ページに表示された広告には靴下の宣伝に続き、自分の友人の顔写真と、『履き心地のいい靴下がお買い得。色も豊富』というコメントが――。検索大手の米グーグルは、そんな具合に友人の個人的なコメントを利用して、ユーザーに広告のクリックを促したい考えだ。
同社は11月11日から、交流サービス「グーグルプラス」に登録されたユーザーの顔写真や氏名、コメントの広告への利用を開始する。広告に表示されるのは、グーグルプラスのほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」やコンテンツ配信サービス「グーグルプレイ」など、同社の関連サービスに投稿した内容。同社は11日付で利用規約を改訂し、「共有おすすめ情報」の許容に関する文言を付け加えた。
ユーザーの顔写真やコメントを使った広告が表示されるのは、グーグルの検索結果にとどまらない。同社は広告ビジネスも手広く展開しており、そのネットワークに参加している200万以上のサイトに表示される可能性がある。
グーグルは着々と、あらゆる人気サービスをグーグルプラスのサービスと連携させてきた。このため、自分はグーグルプラスのプロフィルを持っていないつもりでも、同社の別のサービスを利用していれば、プロフィルが存在している公算は大きい。