仏、ニュース記事への検索リンクに使用料を提案 グーグル反発

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ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルなどのインターネット検索サイトがニュース記事へのリンクを掲載するに当たり、発行元にコンテンツ使用料を払うべきかどうかをめぐってグーグルとフランス政府が対立している。

フランスでは、検索サイトがニュース記事にリンクを張る場合はコンテンツ使用料の支払いを義務付ける法案が提案されている。これに対してグーグルは、もしそのような法律が制定された場合、フランスのメディアサイトへのリンクを検索結果から削除すると通告しており、この問題をめぐってグーグル幹部とフランス政府当局者がパリで19日に話し合いを持った。

フランスの主要紙は、グーグルの検索結果に自社の記事が表示されることによって収益が損なわれ、著作権が侵害されているとの認識を持つ。フィリペティ文化・通信相も議会の委員会で同法案について「こうした手段を確立することが重要だと考える」との見解を示した。

一方、グーグルはフランスの政府高官に宛てた書簡で、そのような法律ができれば「(グーグルの)存在そのものが脅かされる」と反発。こうした動きは容認できないと述べ、結果としてフランスのサイトへのリンク掲載中止に踏み切らざるを得なくなると通告した。

欧州ではフランスのほかに、ドイツも同様の法案を検討しているが、グーグルは「インターネットに対して多大な損害を与える」と反発を強めている。

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