「アウトルック」の登録者100万人突破、偽バルマーのアドレスも

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マイクロソフトのバルマーCEO

マイクロソフトのバルマーCEO

(CNN)  米マイクロソフトが無料ウェブメールサービスを刷新し、現在の「ホットメール」を新サービスの「アウトルック」に切り替えると発表した。アウトルックは7月31日のサービス開始からわずか数時間で100万人以上が登録を済ませ、メールアカウントを開設している。

この中にはパソコン情報サイトの「PC PRO」が登録した「steveballmer@outlook.com」というアドレスもあった。マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は、自身のフルネームを使ったアドレスを取得しなかったとみられる。

ネット上にはたちまちバルマー氏の名をかたったパロディーサイトが出没し、慈善家でもあるマイクロソフトのビル・ゲイツ会長にバルマー氏が写真を送ったという架空のやり取りを展開。ゲイツ氏が「邪魔しないで欲しい。マラリア治療で忙しいんだから」と返信したという冗談が掲載されている。

ただ、ハイテク業界でホットメールが話題になるのはマイクロソフトにとって好ましい展開だ。ホットメールはかつて圧倒的な利用者数を誇っていたものの、若者や業界関係者にとっての魅力は薄れつつあり、統計によっては米グーグルの「Gメール」がホットメールをしのいでいる。

マイクロソフトは今のところ、ホットメールのユーザーに対して自主的にアウトルックに切り替えるよう促している。しかしいずれは全ユーザーを移行させる方針。それがいつになるのかは明らかにしていない。

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