IOC、ロシア選手の国際大会出場は「中立の個人で」

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国際オリンピック委員会(IOC)の理事会=28日、スイス・ローザンヌ/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

国際オリンピック委員会(IOC)の理事会=28日、スイス・ローザンヌ/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

(CNN) 国際オリンピック委員会(IOC)は28日の理事会で、ロシアと同盟国ベラルーシの選手らが国際大会に復帰する場合は「中立の個人」としての参加に限るよう勧告した。

IOCは国際競技連盟や国際大会の主催者に向けた勧告で、戦争を積極的に支持する選手や、ロシアとベラルーシの団体競技への参加は認めないなど、6項目の条件を示した。

また、戦争の責任を負うロシアとベラルーシの国家、政府に対する制裁は続行するべきとの立場を確認した。

この日の理事会に先立ち、IOCのバッハ会長は、2024年パリ五輪への出場の可否は今回検討しないと述べていた。会合は30日までの予定で開かれている。

ロシア、ベラルーシ両国の選手による国際大会への参加をめぐっては、世界各国のフェンシングの現役、元選手計300人あまりが28日、IOCに書簡を送り、復帰を認めることは大きな間違いだと訴えた。

IOCは昨年2月、両国を国際大会から除外するよう勧告したが、今年1月には24年パリ五輪、26年ミラノ冬季五輪への復帰に向けた計画を発表。これに対して欧米諸国が強い反発を示していた。

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