俳優ブラッド・ピットさん、人の顔が覚えられない症状を告白

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ブラッド・ピットさんが自身に「相貌失認(そうぼうしつにん)」の症状があることを告白した/Gregg DeGuire/Getty Images

ブラッド・ピットさんが自身に「相貌失認(そうぼうしつにん)」の症状があることを告白した/Gregg DeGuire/Getty Images

(CNN) もし米俳優のブラッド・ピットさん(58)に出会ったとしても、2度目は覚えていてもらえない可能性が大きい。

ピットさんはファッション誌GQのインタビューの中で、人の顔がなかなか覚えられない「相貌失認(そうぼうしつにん)」の症状があることを告白した。

正式な診断を受けたわけではないものの、自分は相貌失認だと確信しているとピットさんは語り、「誰も信じてくれない!」「別の(同じ症状をもつ)人と会いたい」と訴えている。

自分が会った相手のことは覚えていたいとピットさんは強調し、自分の症状のためによそよそしい印象を与えているかもしれないと不安を口にした。

米国立衛生研究所によると、相貌失認は神経系の疾患で、家族や友人でさえも認識することが難しくなる。このため、例えば声に集中するなど別の方法で相手を認識できるようにする治療が行われる。

ある程度の症状をもつ人は50人中1人に上るという研究結果もある。

ピットさんは2013年の米誌エスクワイアのインタビューでも、相貌失認の症状で苦しんでいると打ち明け、それが理由であまり外出しないと語っていた。

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