来年の東京五輪、観客入れて開催を「確信」 バッハIOC会長

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バッハIOC会長は東京五輪について、観客を入れて開催できることを確信していると述べた/FABRICE COFFRINI/AFP/AFP via Getty Images

バッハIOC会長は東京五輪について、観客を入れて開催できることを確信していると述べた/FABRICE COFFRINI/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 来日中のトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長は16日、来年に延期された東京オリンピックについて、観客を入れて開催できることを「確信している」と強調した。

東京オリンピックは来年7月23日に開幕予定。東京で菅義偉首相と会談したバッハ会長は、新型コロナウイルスワクチンの開発に期待を示し、ワクチンが利用できれば「ポストコロナウイルス世界」のオリンピックをできるだけ平常に近い形で開催できると語った。

ワクチン接種については「日本人を守るため、そして日本人に敬意を表して、もしもワクチンが間に合えば、IOCが多大な努力を払って、ここに到着するオリンピック参加者や訪問者にワクチンを接種してもらうようにする」と力説。記者団に対して「そうすれば我々は、来年オリンピックスタジアムに観客を入れられると強く確信できる」と述べた。

ただし、選手や関係者、観客にワクチン接種を義務付けるという説は否定。「一部でうわさが出回っているが、我々が(ワクチン接種を)義務付けたり条件にしたりすると言ったことはない」「できるだけ多くの外国人参加者にワクチンを受け入れてもらえるよう説得したい」としている。

バッハ会長と菅首相は2人ともマスク姿でこぶしを突き合わせる挨拶(あいさつ)を交わし、バッハ会長は来年のオリンピックとパラリンピックで「多大な成功」を収めるために尽力する姿勢は一致していると強調した。

こぶしを突き合わせてあいさつするバッハ氏(左)と菅首相/KAZUHIRO NOGI/AFP/POOL/AFP via Getty Images
こぶしを突き合わせてあいさつするバッハ氏(左)と菅首相/KAZUHIRO NOGI/AFP/POOL/AFP via Getty Images

新型コロナウイルスの第3波の中で、菅首相はバッハ会長の来日を前に最大限の警戒を要請していた。

これに対してバッハ会長は、新型コロナ対策を一層強化し、検査の高度化や迅速化を図ると説明した。

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