米シアトルで「自治区」設置、FOXニュースの画像加工に非難

米シアトルの「自治区」をめぐる報道で、FOXニュースに対して批判の声があがっている/David Ryder/Getty Images

米シアトルの「自治区」をめぐる報道で、FOXニュースに対して批判の声があがっている/David Ryder/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米シアトルで先週、黒人に対する警察の暴力に抗議するデモ隊が街の一角を占拠した活動をめぐり、FOXニュースが現場の画像を加工した報道で誤解を招いたと非難を浴びている。

シアトルではデモ隊が当局と対立した末、11日に警察が撤退した一角を占拠して「自治区」の設置を宣言した。自治区内では武装した人の姿も一部にみられたものの、ほぼ平和的に食料の配給や演説、映画上映などが行われている。

この動きについて、右派からは反ファシズム運動「アンティファ」の武装集団による仕業だと主張する声が上がった。ダーカン市長は11日夜、「武装勢力による占領ではない」「軍事クーデターとは違う」と語ったが、トランプ米大統領はデモ隊を「国内テロリスト」と呼び、連邦軍の投入も辞さない姿勢を示した。

FOXニュースが12日、ウェブ版に掲載した画像には、「クレイジー・タウン(狂気の街)」の見出しとともに、炎上する車両と建物の間を走る人物の姿が写っていた。これは先月、ミネソタ州の暴動現場で撮影された写真だった。シアトル市内の写真を加工して、突撃銃を持つ男性の姿を重ねた画像もあった。

地元紙シアトル・タイムズが問い合わせたところ、FOXニュースはサイトからこれらの画像を削除。記事に追記された文章で、シアトル以外の現場が混在したコラージュやミネソタ州の写真が誤って掲載されたため削除したと説明し、遺憾の意を示した。

FOXニュースはさらに同紙へのコメントで、「自治区」内で撮影された武装男性と被害現場の画像に取り替えたと述べた。だが同紙によると、新たな画像の日付はそれぞれ「自治区」設置前の今月10日と5月30日だったことが判明している。

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