大物プロデューサー、ワインスタイン被告に有罪評決 「#MeToo」運動の契機

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ハーベイ・ワインスタイン被告に有罪評決が出された/Scott Heins/Getty Images North America/Getty Images

ハーベイ・ワインスタイン被告に有罪評決が出された/Scott Heins/Getty Images North America/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークの裁判所の陪審は24日、女性に対する性的暴行などで起訴されたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン被告に有罪評決を出した。被告は直ちに収監され、最短で5年、最長で20年超の禁錮刑が言い渡される見通し。

ワインスタイン被告による性的暴行疑惑の発覚は、セクハラ被害を告発する「#MeToo」運動が世界的に広がるきっかけになった。今回の評決は運動にとっての重要な分岐点といえそうだ。

ただ被告の弁護士らは評決について、司法システムの不備の結果であり、被告は公正な裁判を受ける機会を得られなかったとの認識を示している。

弁護士によればワインスタイン被告は24日夜、胸の痛みや動悸(どうき)、高血圧などを訴えて病院に搬送された。

同被告は女性1人に対して性的行為を強要した罪と、別の女性へのレイプの罪で有罪となった。ただ起訴内容にあったより重い性的暴行の罪に関しては無罪となった。

被告の量刑は来月11日に言い渡される予定。被告側は評決に対して控訴するとしている。

ワインスタイン被告はロサンゼルスでも、別の女性から性的暴行などの罪で起訴されているが、合意の上での性行為だったとして無罪を主張している。

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