リオ五輪開幕式 米国の視聴率、92年以降で最低

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米国内での開会式の視聴率は低水準となった

米国内での開会式の視聴率は低水準となった

ニューヨーク(CNNMoney) 米NBCテレビが実況中継したリオデジャネイロ五輪の開幕式典の夜通しの国内視聴率が夏季五輪としては1992年のバルセロナ大会以降、最低水準を記録したことが7日までにわかった。

米企業ニールセンが米国の家庭内のテレビ視聴のみを対象に実施した調査で、今回の数値は16.5を記録。前回のロンドン五輪の該当数字は23.0だった。

リオ五輪の開幕式の視聴者数は数十億人規模とされる。米国内での視聴率が低調だった原因については、同国代表団のスタジアム内での入場行進が以前の大会と比べ早めの時間帯に実施されたことなどが指摘されている。

これまでの夏季五輪での行進は米国の夕方時に行われるのが普通だった。リオ五輪の場合、主催国ブラジルの母語ポルトガル語に準じたアルファベット順での行進が決まり、従来より早めの入場になった背景がある。

リオ五輪開幕式の米国人の詳しい視聴者などは6日夜に発表される見通し。ただ、初期データの分析では約2700万人との数字も出ている。ロンドン大会での米国人の視聴者数は約4070万人で史上最多となっていた。

NBCテレビはリオ五輪の独占放送の権利獲得のため約12億3000万ドルの契約料を支払っていた。広告掲載などで既に約12億ドルを取り戻したとされ、最終的には黒字決算を見込んでいる。

ただ、開幕式典の低視聴率は17日間続く大会の中継放送には不吉な材料ともなっている。視聴率の不振が続いた場合、同テレビがスポンサー企業の広告を後になって無料で放送する補償措置を強いられる可能性もある。

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