「世界最高齢犬ボビ」のギネス認定取り消し、31歳証明できず

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ギネスの証明書と写真に写るボビ/ Jorge Jeronimo/AP

ギネスの証明書と写真に写るボビ/ Jorge Jeronimo/AP

(CNN) ギネス・ワールド・レコーズは22日、昨年31歳で死んだと伝えられたポルトガルの飼い犬「ボビ」について、世界最高齢犬の認定を取り消すと発表した。

ボビは家畜を守る「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種。ギネスは今年1月に世界最高齢犬の認定を一時的に見合わせており、今回、「ボビの記録を裏付ける証拠がなくなった」と発表した。

ボビの年齢を巡っては、獣医師などの専門家から疑問が浮上していた。

ボビの年齢は主に、ポルトガル政府のデータベース「SIAC」に登録されたマイクロチップのデータが根拠とされていた。しかし2022年にボビがチップを装着された時点で、2008年より前に生まれた犬については年齢証明が義務付けられていなかったことが判明。ギネスは「ボビが生まれた日を確認できる確固とした証拠がなくなった」と判断した。

2023年2月に撮影されたボビの写真/Patricia de Melo Moreira/AFP/Getty Images
2023年2月に撮影されたボビの写真/Patricia de Melo Moreira/AFP/Getty Images

調査結果についてはボビの飼い主にも伝えたとしている。

現時点で世界最高齢と認定できる犬は確認されていないといい、「世界中の飼い主が名乗り出ることを期待している」とギネスの担当者は話している。

ボビは昨年10月に死んだ時点で31歳と165日だったと飼い主のレオネル・コスタさんは主張していた。コスタさんは、自分が8歳だった1992年にボビが生まれたと話しているという。

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