猛毒ヘビが民家から脱走、住民に警戒呼びかけ オランダ
(CNN) オランダ南部ティルブルフの民家で20日に猛毒をもつヘビが脱走し、地元当局が住民に注意を呼びかけている。同市の広報が22日、CNNに明らかにした。
脱走したのは毒ヘビの「グリーンマンバ」で体長は1.8~2メートル。地元当局は住民に対してこのヘビに近寄らないよう呼びかけ、万が一かまれた場合はすぐに救急車を呼ぶよう促している。
ティルブルフ市の広報によると、グリーンマンバは熱帯地域に生息するヘビの仲間で、暖かく暗い場所を好む。オランダの冬は寒さが厳しいことから、飼い主の家から抜け出して外に出た可能性は小さいとみられる。
グリーンマンバはアフリカの原産で、それぞれアフリカ大陸の東部と南部、西部、中部に生息する3種に分類される。市の広報は、脱走したのがどの種だったのかは明らかにしなかった。
グリーンマンバの毒は回りが早く、数日で死に至ることもある。ただ、臆病な性格で人を襲うことはめったになく、樹木に生息して鳥類や小型哺乳類、トカゲなどを捕食している。