一晩で渡り鳥1000羽以上が衝突死、同じビルに次々突っ込む 米シカゴ

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渡り鳥の死骸を検査する米シカゴフィールド博物館の職員ら/Courtesy Tom Gnoske/Chicago Field Museum

渡り鳥の死骸を検査する米シカゴフィールド博物館の職員ら/Courtesy Tom Gnoske/Chicago Field Museum

(CNN) 米イリノイ州シカゴで、湖に面した1棟のビルに渡り鳥が次々に衝突し、わずか一晩で1000羽以上が死ぬ出来事があった。専門家は、渡りの季節に困難な気象条件が重なったことに加え、問題のビルは「鳥に優しい」対策が欠如していたと指摘する。

渡り鳥は4日夜から5日朝にかけ、ミシガン湖に面したコンベンションセンター「マコーミックプレイス・レイクサイドセンター」のビルに次々に衝突。シカゴフィールド博物館は1000羽以上の死骸を回収した。

地元保護団体のアネット・プリンス代表によると、市の中心部ではさらに1000羽の死骸が回収された。ビルに衝突して傷つき、飛び去った後に死んだ鳥も多かったと思われる。

「ビルに向かって歩いて行くと、まるで死んだ鳥と死にかけた鳥、傷ついた鳥のじゅうたんのようだった」とプリンス氏は話す。

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