コロナワクチンの副反応、抗体反応の大きさに関係 米調査

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新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受ける人=米カリフォルニア州パサデナ/Hans Gutknecht/MediaNews Group/Los Angeles Daily News/Getty Images

新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受ける人=米カリフォルニア州パサデナ/Hans Gutknecht/MediaNews Group/Los Angeles Daily News/Getty Images

(CNN) ファイザーやモデルナの新型コロナウイルスワクチン接種で発熱、悪寒、筋肉痛などの副反応が出た人の方が、ワクチン接種後の抗体反応が大きい傾向があるという調査結果が新たに発表された。

ワクチン接種後のそうした症状は、注射部分に痛みや発疹があっただけの人、あるいは副反応が全くなかった人に比べた抗体反応の大きさと関係しているとみられる。

この論文は米コロンビア大学とバーモント大学、ボストン大学の研究チームが21日の米医学誌JAMAネットワーク・オープンに発表した。

ただ、副反応が軽かったり局所的だったり一切なかったりした場合でも、ワクチンを接種すれば強い免疫反応が引き起こされる。調査対象者はほぼ全員が、ファイザーかモデルナのワクチンを2回接種した後に抗体反応が確認された。

調査は接種後の症状を自己申告し、血液検査で抗体値を調べた大人928人を対象に実施した。ほとんどは白人で、平均年齢は65歳だった。

このうち全身症状が出たのは446人(48%)で、12%は局所的な症状を訴え、40%は無症状だった。

一方、抗体反応があったのは全身症状が出た人のうち444人(99%)、局所的な症状だった人の99%、無症状の人は98%だった。

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