相次ぐ新系統の変異ウイルス、世界でコロナ感染再拡大の懸念

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新型コロナウイルス変異株の新系統ウイルスが世界各地で相次ぎ確認されている/Michael Nedelman

新型コロナウイルス変異株の新系統ウイルスが世界各地で相次ぎ確認されている/Michael Nedelman

(CNN) 新型コロナウイルス変異株の新系統ウイルスが世界各地で相次いで確認され、冬にかけて再び感染が拡大する懸念が強まっている。

米国ではオミクロン変異株の新系統「BQ.1」「BQ.1.1」「BF.7」「BA.4.6」「BA.2.75」「BA.2.75.2」が確認され、シンガポールでは「XBB」の影響で症例数が急増しているとみられる。欧州や英国でもそうした変異ウイルスの感染が広がりつつある。

米国では秋になって新型コロナの症例数は減少しているが、相次ぐ変異株の影響で近いうちに再び増加に転じる恐れがあると専門家は危惧する。

米疾病対策センター(CDC)の最新統計によると、こうした新系統ウイルスは全米で新たに確認された新型コロナの症例のほぼ3分の1を占める。

従来株と変異株に対応した新たな2価ワクチンや、「パクスロビド」などの抗ウイルス薬には、引き続き新型コロナ感染による重症化を防ぐ効果が期待できる。

ただ、免疫力が弱っている人にとっては深刻な事態も懸念される。ウイルスの変異によって、治療や重症化予防のため新たに開発された抗体治療薬が効きにくくなっているという研究結果も発表された。米政府は新薬の開発を奨励するための予算を使い果たしている。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]