ミード湖から第2次大戦時の揚陸艇発見、干ばつで水位低下 米

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米ミード湖で見つかった第2次世界大戦時の揚陸艇「ヒギンズ・クラフト」/Ethan Miller/Getty Images

米ミード湖で見つかった第2次世界大戦時の揚陸艇「ヒギンズ・クラフト」/Ethan Miller/Getty Images

(CNN) 極端な干ばつのため水位が低下している米国最大の人工貯水池「ミード湖」で、第2次世界大戦時の揚陸艇が見つかった。

米南西部で長引く大干ばつの影響で、ミード湖では水位が前例のない水準に低下している。

CNN気象専門家によると、11日時点の水位は海抜約317メートル。昨年同時期から約7.6メートル、一昨年から約13.4メートル低下した。

こうした水位低下の結果、ミード湖では人骨や各種の船の残骸が発見されている。

米国立公園局(NPS)のミード湖担当部局はCNNに対し、今回見つかった揚陸艇「ヒギンズ・クラフト」は今でも装甲板に包まれていると明らかにした。

NPSによると、この舟艇は第2次大戦時に余剰になったもので、様々な理由からミード湖で利用されたとみられる。事故で沈没したのか、使わなくなった船を処分する目的で意図的に沈められたのかは不明だという。

NPSによると、ヒギンズ・クラフトは人員や車両の揚陸に使われた合板製の船で、1945年以降は生産が打ち切られた。

ミード湖全域を含む地域は現在、米干ばつモニターの4段階の分類で最も深刻な「例外的な干ばつ」に位置づけられている。

水位の低下が始まったのは2月。通常は冬の雨期や春の雪解け期が終わった後に低下するが、今年はそれよりも約2カ月早かった。

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