イランがロシアにドローン「数百機」を提供か 米情報

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米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)/NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images

米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)/NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日の記者会見で、イランが近くロシアに対し、ウクライナ侵攻で使うためのドローン(無人機)「数百機」を提供するとの見通しを示した。

サリバン氏によると、この中には武器の搭載が可能な無人機も含まれている。

イランは今月の早い時期から、ロシア軍部隊を対象に無人機操作法の訓練を始めるとの情報もある。こうした無人機にどの程度の能力があるのか、すでにロシアに届き始めているのかなどは明らかでない。

米国家安全保障会議(NSC)の報道担当者がCNNに語ったところによれば、サリバン氏が示した見通しは、新たに機密解除された情報に基づいている。

サリバン氏は会見で、ロシア軍が兵器の損失に苦しんでいる証拠との見方を示した。

無人機はロシア、ウクライナ双方の戦闘で大きな役割を果たしている。ウクライナ軍はトルコ製の「バイラクタル」でロシアの司令拠点や戦車、地対空ミサイルシステムを攻撃し、ロシア軍は国産の「オルラン10」を偵察や電子戦に使ってきたが、どちらも撃墜されたり、墜落したりして数が減っている。

リトアニアやポーランドでは最近、クラウドファンディングでウクライナ軍にバイラクタルを送る運動が展開されている。米国はすでに自爆型の小型無人機「スイッチブレード」を提供し、さらにミサイル搭載可能な大型無人機の提供も検討している。

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