ミイラ化した赤ちゃんマンモス、ほぼ完全な姿で出土 カナダ

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カナダで、ミイラ化した「ほぼ完全な形」のマンモスの赤ちゃんが発見された/Courtesy Dan Shugar

カナダで、ミイラ化した「ほぼ完全な形」のマンモスの赤ちゃんが発見された/Courtesy Dan Shugar

(CNN) カナダ北西部ユーコン準州の金採掘場で、ミイラ化したマンモスの赤ちゃんが永久凍土の中から発見された。専門家によると、北米で見つかったマンモスのミイラの中では最も完全な形で保存されていた。

ユーコン準州政府の発表によると、ミイラ化したマンモスの赤ちゃんは、クロンダイクの金採掘場で金を探していた作業員が21日に発見。現地のユーコン川流域の先住民の言葉で「大きな赤ちゃん動物」を意味する「ヌン・チョ・ガ」と命名された。

同地の先住民代表は、「次の手順についてはユーコン州政府と連携し、我々の伝統、文化、法を尊重する形で取り扱いを進めることを楽しみにしている」とコメントしている。

発表によると、出土したのはマンモスのメスの赤ちゃんで、3万年以上前の氷河期時代に死んだと推定される。赤ちゃんマンモスはアラスカで1948年に体の一部が見つかっているが、これほど保存状態が良く、ほぼ完全な形をしたマンモスが北米で見つかったのは初めてだという。

発掘作業は採掘場を運営するトレッドストーン・マイニングと同地の先住民、ユーコン準州政府が協力して行った。

北米に生息していたマンモスは4000年前に絶滅したと考えられている。ヌン・チョ・ガは成長すれば肩までの高さが約4メートルに達していたかもしれない。

発掘作業にかかわった専門家のダン・シューガー氏のツイッターによると、ヌン・チョ・ガは足の爪から皮、体毛、胴体、腸に至るまで、「驚くほど」良好な状態が保たれていた。

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