未知の天体から18分おきに強力な電波、正体は謎

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当該の天体が極度に強い磁場を持つ中性子星であるマグネターだった場合のイメージ図/ICRAR

当該の天体が極度に強い磁場を持つ中性子星であるマグネターだった場合のイメージ図/ICRAR

点滅を繰り返すこうした天体は「トランジェント」と呼ばれている。

共同著者のゲンマ・アンダーソン氏は「トランジェントの研究では、巨大な星の最期かその残骸の活動を観察することになる。超新星のような『遅いトランジェント』は数日かけて現れ、数カ月かけて消えていく。パルサーと呼ばれる中性子星などの『早いトランジェント』は点滅を数ミリ秒から数秒で繰り返す」と説明する。

だが、今回発見された天体は、18分おきに約1分間放射する状態だった。研究者らは、これは超長周期マグネターの定義に当てはまるかもしれないと語る。マグネターは通常秒単位で点滅するが、この天体はより長い期間がかかる。

ハーリーウォーカー氏は「これは理論的に存在が予測されていた、ゆっくり回転する中性子星の一種だ。こんなに明るいとは予想しておらず、誰もこのように直接見つけられると思わなかった。磁気エネルギーを、既知の方法よりはるかに効率的な何らかの方法で電波へと変換している」と語る。

研究者はこの天体が再び出現するか、また他にも同じような天体がないか、観察を続けている。もし見つかれば「これが1度だけのまれな事象か、我々がまだ気づかない巨大な新たな一群があるのかがわかる」とハーリーウォーカー氏は語る。

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