名物の大型ワニ「オケフェノキー・ジョー」が老衰死、2次大戦時から生息 米

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米ジョージア州の湿地に第2次世界大戦時から生息しているとみられた大型のワニ「オケフェノキー・ジョー」が老衰のため死んだことがわかった/University of Georgia Coastal Ecology Lab

米ジョージア州の湿地に第2次世界大戦時から生息しているとみられた大型のワニ「オケフェノキー・ジョー」が老衰のため死んだことがわかった/University of Georgia Coastal Ecology Lab

(CNN) 米ジョージア州の自然保護組織は12日までに、同州のオケフェノキー湿地に第2次世界大戦時から生息しているとみられた大型のワニが老衰のため死んだと報告した。

この個体は雄のアメリカアリゲーターで、「オケフェノキー・ジョー」の愛称で知られた。体長は約3.5メートルで体重は181キロ以上。

フェイスブック上の声明で、詳しい年齢は不明だが、両目の間に出来ているかさぶたの存在やうろこ部分がすり減ってほぼ平らであることからかなりの高齢と指摘した。アリゲーターの寿命は約80歳で、この年齢に近かった可能性があるとした。

オケフェノキー・ジョーには観察用のタグが装着され、人工衛星経由で昨年6月以降、動向を追っていた。全地球測位システム(GPS)上で行動が最後に把握出来たのは今年7月20日で、その後の数週間、居場所の情報が途切れたのはタグがはがれたためと当初は考えていた。

しかし、タグが見つかったため死んだと確認したという。

同組織は昨年、オケフェノキー・ジョーは元気だった時、他の雄の仲間を支配するような地位にいたと考えられていると報告。ただ、高齢と視力が弱まって能力が衰え、若い個体に太刀打ち出来なくなったとも推察していた。

ジョージア、フロリダ両州の州境にあるオケフェノキー湿地の広さは約1740平方キロ以上となっている。

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