タスマニアデビルの赤ちゃん、オーストラリア本土で3千年ぶりに誕生

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ピーナツの粒ほどの大きさの赤ちゃんが確認された/From Aussie Ark/Instagram

ピーナツの粒ほどの大きさの赤ちゃんが確認された/From Aussie Ark/Instagram

それから数カ月を経て本土に放した個体の間で繁殖に成功し、同団体は母デビルの袋の中に、ピーナツの粒ほどのサイズの小さな赤ちゃんを確認した。

オーストラリア観光局によると、タスマニアデビルのメスは、1回の出産で20~40匹の赤ちゃんを産む。赤ちゃんたちは、競い合って乳首が4つしかない母デビルの袋を目指し、袋にたどり着いた赤ちゃんが約3カ月間、その中で成長する。

タスマニアデビルは世界最大の肉食有袋類で、ほかの絶滅危惧種を危険にさらすネコやキツネなどの頭数をコントロールする助けになる。死肉も餌にすることから、疾病対策の役にも立つ。

タスマニア島に残る野生の個体は約2万5000頭ほどに減っているという。

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