逆さづりでのサイ空輸、保護活動に極めて重要な理由とは

絶滅危惧種のクロサイを密猟の蔓延(まんえん)する地域から遠ざけるため、保護活動家は時にサイを逆さづりで空輸することがある/Robin W. Radcliffe
写真特集:ヘリから逆さづり、サイの空輸を見る

絶滅危惧種のクロサイを密猟の蔓延(まんえん)する地域から遠ざけるため、保護活動家は時にサイを逆さづりで空輸することがある/Robin W. Radcliffe

(CNN) アフリカのサバンナ上空で逆さづりのサイが揺れる光景は、笑ってしまうほどシュールに見える。しかし、当のクロサイにとって新天地への空輸は笑い事ではなく、生き残りを賭けた旅だ。

大半のサイの移動はトラックで行われるが、中には陸路ではたどり着けない場所もある。そこで保護活動家は10年前、ヘリコプターを使ってアクセス困難な地域に不定期に行き来する取り組みを始めた。空輸の場合、サイは横向きに担架に乗せられるか、足から宙づりにされる。

担架を使うよりも素早く簡単かつ安価に運べることから、保護活動家の間では逆さづりが好評だ。ただ、逆さの姿勢がサイにどのような影響を与えるのか、これまでは明らかになっていなかった。

その答えを探るべく、ナミビア政府は米コーネル大獣医学部の研究チームに調査を依頼。1月に発表された研究結果は驚くべきものだった。野生動物保全医学専攻の上級講師、ロビン・ラドクリフ氏は「サイは逆さづりの方がつらいだろうと予想していた」と語る。

クロサイは絶滅の危機にあるが、個体数は回復に向かっている/WWF / Micky Wiswedel
クロサイは絶滅の危機にあるが、個体数は回復に向かっている/WWF / Micky Wiswedel

ところが調査の結果、外からは不快な経験のように見えるものの、サイの健康にとっては逆さづりで飛ぶ方が良いことが判明した。

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