座礁クジラ100頭を救助、海へ帰す スリランカ

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座礁したゴンドウクジラを沖へ戻した人々=3日/Eranga Jayawardena/AP

座礁したゴンドウクジラを沖へ戻した人々=3日/Eranga Jayawardena/AP

(CNN) スリランカ海軍によると、首都コロンボ南郊の海岸に2日、約100頭のクジラが次々と漂着した。救助チームの夜を徹した作業で、ほぼ全頭が海へ帰された。

現場はコロンボから約25キロ南下したパナドゥラの海岸。2日午後からコビレゴンドウの群れが漂着し、海軍や沿岸警備隊が出動して救助作業に当たった。

スリランカ海洋環境保護当局の責任者が仏AFP通信に語ったところによると、同国で座礁したクジラの群れとしては最大の規模となった。

救助活動には住民も協力した。海軍司令官の要請を受けて、地元のマリンスポーツクラブが水上バイクを提供したという。

大半は無事に海へ戻ったが、死んだ4頭について調査が進められている。

今年9月には、オーストラリア南東部タスマニア島に過去最多の500頭近いクジラが打ち上げられ、約3分の1が死んだ。

クジラは社会性が高く、群れで行動することが知られているが、大規模な座礁がなぜ起きるのか、その理由ははっきりしていない。

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