子猫のおかげで巨大な壁画発見、爪とぎで壁紙はがれる 米

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壁紙をはがすと一面に描かれた壁画が現れた/Courtesy Ceejae Jackman

壁紙をはがすと一面に描かれた壁画が現れた/Courtesy Ceejae Jackman

(CNN) 米アリゾナ州カサグランデの住宅で、いたずら好きの子猫が引っかいて壁紙がはがれた壁に、巨大な壁画が描かれているのが見つかった。住人はフェイスブックに写真を掲載し、アーティスト探しの手がかりとなる情報を求めている。

この家に住むシージェイ・ジャックマンさんは、飼い猫の「ジッパー」が寝室の壁をひっかき始めた理由が分からなかった。ところがジッパーが引き裂いた壁紙をはがしてみると、壁一面に描かれた巨大な壁画が現れた。

壁には沐浴する仏像の姿と、山々やオレンジ色がかった雲が描かれていた。仏像の頭は部屋の角の部分にあり、反対側の壁には水から突き出た両足が描かれていた。

仏塔と紫色の雲を描いた壁もあった。

シージェイさんは、近くに住む息子のギャレットさんを呼び、2人で壁紙をはがしにかかった。約1週間がかりで全ての壁紙をはがし、21日に名作を披露する作業を完了したという。

壁画を「発見」したジッパー/Courtesy Ceejae Jackman
壁画を「発見」したジッパー/Courtesy Ceejae Jackman

このプロジェクトのきっかけをつくった子猫のジッパーは、その後はほとんど手伝いをせず、「部屋の中に座って私たちが壁紙をはがす様子を眺めていた」(ギャレットさん)という。

シージェイさんがこの家に住み始めてからまだ2年ほどしかたっていないため、誰が壁画を描いたのかは分からなかった。ギャレットさんは、このアーティストのことを知る人が見てくれればと、フェイスブックに壁画の写真を掲載したが、今のところ手掛かりはつかめていない。

シージェイさんは壁画をそのままにしておく予定で、壁紙を張った人が壁画を塗りつぶさなかったことに感謝しているといい、「壁紙も好きだったけれど、壁画の方がもっと好き」と話している。

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