「青いロブスター」入荷、水族館に寄贈へ 米レストラン
(CNN) 米北東部マサチューセッツ州のシーフード・レストランに先日、珍しい「青いロブスター」が入荷した。店主は水族館に寄贈するつもりだという。
店主のネイサン・ニッカーソンさんは、いつものように発注したロブスターの中に青い1匹を見つけて驚いた。だれもが「どうしたことか」と、周りを取り囲んで首を傾げたという。
専門家によると、青いロブスターは遺伝子の異常により、200万匹に1匹の割合で生まれる。
ニッカーソンさんはしばらくの間、このロブスターを店内の水槽で飼育し、来店する子どもたちに見てもらうつもりだ。若い世代が海の生き物に関心を持つきっかけになればと話す。「子どもたちの中から未来の海洋生物学者が出てくるかもしれない」と、期待を寄せる。
その後はミシガン州セントルイスに近くオープンする水族館へ寄贈する予定。北米アイスホッケーリーグ(NHL)で先日、地元ボストンのチームを破って王者となったセントルイスのチーム「ブルース」に敬意を表するためだと話す。
海に放すべきだという声もあるが、ニッカーソンさんは否定的だ。周辺の海底は砂に覆われ、ロブスターが身を隠せるような岩場がない。このあたりにはロブスター漁のわなが張り巡らされていて、また捕獲されてしまう可能性も高いからだという。