欧州の10代の飲酒減少、英国では激減 WHO

欧州で10代の若者の飲酒が減少傾向にあるとの調査結果が出た/Justin Sullivan/Getty Images

欧州で10代の若者の飲酒が減少傾向にあるとの調査結果が出た/Justin Sullivan/Getty Images

ロンドン(CNN) 世界保健機関(WHO)は27日までに、10代の飲酒が欧州全域で減少し、特に英国では劇的に落ち込んだとの報告書を公表した。

WHOはこの傾向を歓迎しながらも欧州全域では依然、「危険な高水準」にあると警告。世界全体の中で欧州のアルコール消費は最高水準にあり、全ての死亡者の10.1%の死因になっていると説明した。

WHOの最近の報告によると、アルコール摂取が原因の死者は2016年、世界全体で300万人だった。

今回の調査結果によると、イングランドの10代少年による飲酒は02年には半数が週1回だったが、14年には10人に1人に激減。少女の場合は02年の43%が14年は9%だった。似たような傾向はスコットランドやウェールズでも報告された。

英国の慈善団体「アドアクション」の責任者は同国の10代の飲酒率が下落した背景についてソーシャルメディアの効果を示唆。「インスタグラムの時代で自制の欠如は成功や不成功が瞬時に共有される子どもたちの世界で好まれるものではない」と指摘した。

欧州の36地域を対象にした調査結果によると、10代の習慣的な飲酒の比率が最も低かったのはアイスランド。同国で習慣的に飲むとしたのは少女が2%、少年は3%だった。北欧諸国の飲酒率の低さも顕著で、ノルウェー、スウェーデンやフィンランドは飲酒率の下位5位内に入っていた。

逆に比率が最高水準にあったのはクロアチア、マルタ、イタリアにハンガリーで、少年の4分の1以上が週1回飲んでいた。

欧州全域を見た場合、13歳以下での飲酒開始を報告したのは15歳児のうちの28%で02年の46%から大幅に後退した。少年の早期飲酒が目立つ傾向がうかがえた。

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