6千年前の頭蓋骨、最古の津波犠牲者か パプアニューギニア

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2014年に改めて頭蓋骨が発見された場所の調査が行われた。その時の調査では、頭蓋骨が見つかった場所の堆積(たいせき)物と、同じ海岸線を襲った1998年の津波によってできた堆積物との間に地質学的な類似性が見つかった。

このことが、数千年にわたって大規模な洪水の影響を受けてきた地域に住む人々についての理解につながったという。

今回の発見は、自然災害の影響を受けやすい沿岸部で人々がどのように順応し、繁栄するのか、あるいは、なぜ環境的な危険性にもかかわらず、そうした地域に人々が移り住むことを選択するのかといった点を理解する一助となりそうだ。

食糧資源という観点では当時のパプアニューギニアの北部の沿岸部は生産性が高く、そのために、危険性と食糧とのバランスをとって、人々がそこで生活していた可能性もあるという。

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