老化細胞を「除去」する新薬、健康維持につながるか 米研究

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同博士によれば、マウスの実験では脚に大量の放射線を照射して歩行に支障が出た状態から、1回投薬するだけでうまく歩けるようになり、その効果は2年間続くことが確認された。

臨床試験を開始する時期について、同博士は「重症の症例にどの程度の効果があるか、1年半から2年のうちには見当がつくだろう」と述べた。

臨床試験が行われれば、多くの製薬会社が開発や製造に名乗りを上げるとみられている。すでに関心を示している企業もあるという。

そのうちの一社、米ユニティー・バイオテクノロジーのナサニエル・デービッド社長は「この薬品群が今後数十年のうちに医療を大きく変えると確信している。皆さんのご両親や祖父母がかかっている病気、例えば加齢による関節炎などは、映画や本の世界だけのものになるだろう」と話している。

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